2022.10.12 保険知識
日本初の損害保険会社の誕生

(この記事は2022.6.9にnoteに投稿した記事を加筆訂正した記事です。)
こんにちは、UCnote担当です。
日本初の生命保険会社の設立については以前書きました。今回は損害保険会社の日本初についてです。早速進めていきます。
■日本の損害保険会社の成り立ち
▼近代保険が日本に紹介されたのは
1867年です。紹介したのは生命保険と同じく、福沢諭吉(1835-1901)です。
紹介された本も同じで、「西洋旅案内」です。
災難請合の事(生涯請合、火災請合、海上請合)という名称でした。
▼最初の損害保険会社は
東京海上保険会社(現在の東京海上日動火災保険)と言われています。
設立は1879年。
当時の株主は200名にも及びました。渋沢栄一や岩崎弥太郎などそうそうたる顔ぶれも並んでいます。
貿易が盛んになっていたことで必要性が高まり、設立されたようです。
▼他の損害保険の誕生は?
1887年 火災保険会社設立(東京火災保険会社、現損保ジャパン)
1911年 傷害保険
1914年 自動車保険
現在でも主だった損害保険たちの誕生です。
▼そして現在へ…
現在、日本で認可されている保険会社数はいくつあるでしょうか。
金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧を参照します。(2022年5月27日記載)
生命保険 42社
損害保険 33社
ちなみに
都市銀行 4行
地方銀行 62行
第二地方銀行 37行
■まとめ
・日本に保険を紹介したのは福沢諭吉(生損保共に)
・初の保険会社は東京海上保険会社。
・現在の保険会社数は生保42社、損保33社。