外貨や変額の保険には別途資格が必要。ない場合は勧められません。

こんにちは、ポイントの期限が切れそうなことに気付き、無理やり買い物したユナイトnote編集部です。
期限切れと言う策略にはまっています。
実は、保険募集の世界にも「期限があるもの/ないもの」があります。
期限が切れると、そもそも保険を勧めることすらできなくなる――そんな募集人登録のお話です。
✅ 結論
- ・無登録で保険を売ること(無登録募集)は法律で禁止。
- ・登録していない人は、販売どころか具体的な説明すらできません。
- ・登録に必要な試験や資格は、生保と損保でルールが異なります。
❓ 登録するには?
保険の販売は、資格があれば誰でもできる…ではなく、「登録制」 です。
● まずは所属
保険会社や代理店に所属してはじめて、募集人試験が受験できます。
所属がないと、そもそもスタートラインに立てません。
● 次に試験(一般課程)
生保・損保どちらも「一般課程試験」が入口。
これに合格して、ようやく保険を案内できます。
● さらに追加の試験
扱う商品によっては追加科目が必要です。
生保
- ・外貨建て保険
- ・変額保険
損保
- ・火災
- ・自動車
- ・傷害など
同じ代理店でも、担当者ごとに扱える商品が違うのはこのためです。
複数の保険会社と代理店契約があっても、“全商品を扱える担当者”かは別問題です。
弊社は、生保の試験は全て突破済み。
損保は必要最低限に絞って取得しています。
❗ 試験に合格しても登録できない場合
以下のケースなどでは、登録自体が認められません。
- ・実刑から3年以内
- ・自己破産中
- ・不正で登録抹消されて20年以内
保険会社によっては、対応がより厳しい場合も。
❓ 永久に使える資格? → 実は違います
生保と損保で大きな差があります。
● 生命保険
- ・一度登録すれば更新なし。
- ・保険会社の継続研修は必要
- ・転職しても登録内容をそのまま転用可能
- ・ただし、完全に廃業すると再登録が必要
● 損害保険
- ・5年ごとに更新必須
- ・更新のたびに試験も受け直し
弊社も来年、受験予定です。
❓ なぜ損保だけ更新があるのか?
私見ですが――
- ・損保は補償内容や約款のアップデートが速い
- ・生保は「媒介」、損保は「代理」で与えられた権利と責任の範囲が広い
役割が違うので、求められる知識の鮮度も違うのだと思います。
❓ 不祥事があると?
法律上は、拘禁刑や科料が課されることがあります。
保険会社側の対応は、指導レベルから委託解除まで幅広いですが、悪質なら容赦なく切られます。
📝 最後に
保険募集には、法律や業界ルールが設けられています。
さらに、会社ごとの違いもあり、研修や登録の手続きも細かい。
正直、面倒な作業も多いのです。
とはいえ、この手続きは運営のみならず信用にも影響する必要なものです。
必要なコストと、背負えないコスト。
その線を見極めつつ、誠実に続けていきたいと思っています。
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました。
※注意点
• 記事内容の正誤に関わらず、読者に損害が生じた場合でも当法人は一切責任を負いません。
• より正確な内容を知りたい場合は「■参考」などをご覧いただければと思います。
• 本記事は2025年9月時点の情報に基づいています。
• 税務に関する点の詳細は、担当の税理士や税務署にご確認ください。
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■参考
▼保険会社資料